格安SIMは大手キャリアの回線を使用してサービスを提供しています。
大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、これまで使用していた回線を使用している格安SIMに乗り換えるのが最も良いといえるでしょう。
使用する回線が同じ場合、サービス提供エリアは以前使っていたものと同じになります。
使い勝手に大きな違いが出ないので、格安SIMに乗り換えた後も快適に使える可能性が高まるでしょう。
今回は大手キャリアの中でもauから格安SIMに乗り換える場合のおすすめ格安SIMやメリット、デメリットを紹介します。
格安SIMを検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
auからau回線の格安SIMに乗り換えるメリットは?
ここではauからau回線を使用している格安SIMに乗り換えるメリットを紹介します。
以下で紹介している内容を確認し、auからau回線の格安SIMに乗り換えるのが自分に合っているかどうかを確認しましょう。
auよりも携帯料金を大幅に安くできる
auよりもau回線の格安SIMのほうが月額料金が安く設定されています。
auのスマホ料金は平均で6,000円程度ですが、au回線を使用している格安SIMの月額料金の平均は1,500円程度と4分の1程度になります。
毎月の支出を大幅に抑えられるので、コストを意識する人に最適だといえるでしょう。
auの回線を使える
格安SIMはどこの回線を使用しているのかで、格安SIMで利用する回線が異なります。
au回線を使用している格安SIMを選択した場合、利用するのはau回線になります。
そのため、auからau回線を使用している格安SIMに乗り換えた場合、料金を安くしつつau回線をそのまま利用し続けられます。
サービス提供エリアがほぼ変わらないので、乗り換え後も快適に使えるでしょう。
乗り換えの手続きが簡単
auからau回線の格安SIMへ乗り換える場合、SIMロック解除の手続きが不要になります。
必要な工程が少なく済むので、格安SIM初心者の人にもおすすめです。
また、SIMロック解除が必要でなおかつ窓口で依頼する場合、手数料として3,300円かかります。
SIMロック解除が必要ないので、解除費用もかかりません。
面倒な手間がなく、かつ安く済ませられるのでかなり重宝するでしょう。
auの解除金は2022年から不要になったため気軽に乗り換えられる
乗り換えにかかる費用の中で頭を悩ませるのが、契約途中で乗り換えた際に請求される高額な違約金になります。
違約金が請求されてしまうため、乗り換えたくても更新月を待ってからにしようという人も少なくないでしょう。
しかし、2022年からauの解除料金は不要になりました。
そのため、契約期間内だったとしても違約金などが請求されなくなります。
乗り換えにかかる費用がかなり安く済むので、コスト面を意識する人でも問題はないでしょう。
自分の使い方に合わせて無駄のないプランを選べる
格安SIMはそれぞれの事業者ごとにデータ量や料金に違いがあります。
1GB以下の低容量プランから100GB近い大容量まで様々です。
auで取り扱われているプラン数と比較すると、選択肢がかなり豊富になるでしょう。
プランが限定されているので、1ヶ月あたり1GB程度しか使っていないのに毎月5GBのプランを選択しているという人も少なくありません。
自分の使い方に合わせて無駄のないプランを選択できるというのも、格安SIMの大きなメリットだといえるでしょう。
auから格安SIMに乗り換えるデメリットは?
auから格安SIMに乗り換えるデメリットを紹介します。
auから格安SIMに乗り換える場合、メリットだけでなくデメリットも存在しています。
乗り換えを検討する場合は、メリットだけでなくデメリットも確認するのがおすすめです。
以下で、auから格安SIMに乗り換える場合のデメリットを紹介しているので、目を通しておきましょう。
auよりも回線の品質・スピードが遅くなるケースがある
auと比較すると通信速度は遅くなる場合があります。
au回線の格安SIMはau回線を間借りする形でサービスを提供しているので、速度に関してauより優れているということは無いでしょう。
特に、大量のデータ量を消費する作業が少ない場合、その違いを感じることはほとんどありません。
オンラインゲームや高画質動画の視聴など重たいデータを消費する作業が多い場合には違いを感じる可能性が高いので、注意しましょう。
auのキャリアメールやサービスが使えなくなる
格安SIMに乗り換えた場合、auのキャリアメールやサービスが使えなくなります。
auから格安SIMに乗り換えた場合に使えなくなるサービスは少なくないので、注意が必要です。
しかし、auからauの格安SIMに乗り換える場合、月額330円のオプションの追加でキャリアメールの継続利用が可能になります。
店舗でのサポート・申し込み手続きに対応していない
格安SIMのほとんどは店舗でのサポートや申し込み手続きに対応していません。
格安SIMのほとんどの手続きが自分でオンライン上で進める必要があるので、格安SIM初心者の場合は注意が必要です。
しかし、中には店舗でのサポートや申し込み手続きに対応している格安SIMもあります。
au回線で対応している、またそれ以外の回線を使った格安SIMで店舗で受付に対応しているSIMを紹介します。
格安SIM初心者で、オンライン上で自分が進めるのに不安があるという場合はぜひ参考にしましょう。
au回線 | UQモバイル mineo(マイネオ)イオンモバイル IIJmio |
それ以外の回線 | mineo(マイネオ)
OCNモバイルONE IIJmio ワイモバイル 楽天モバイル |
auの家族割や光回線のセット割が適用されなくなる
auの家族割や光回線セット割が適用されなくなります。
現在auを利用している人の中で、家族割や光回線のセット割を適用しているという場合は注意しなければなりません。
しかし、格安SIMの中にはauの光回線との割引に対応している格安SIMも存在しています。
auひかりを契約している場合は、auひかりとのセット割に対応している格安SIMを優先的に検討しましょう。
支払いはクレジットカードのみのケースが多い
格安SIMの多くはクレジットカード払いになります。
クレジットカードを持っていない、もしくは使いたくないという場合は選択肢が大幅に狭まる可能性があります
クレジットカードを持っていない場合は、下記での対応も検討しましょう。
- 口座振替に対応している事業者の中から選択する
- 大手キャリアで継続利用する
【シミュレーション】auから乗り換えた際にどのくらい安くなる?
ここではauから格安SIMに乗り換えた際にどの程度安くなるのかを紹介します。
実際に安くなる料金を確認し、乗り換えるかどうかを検討しましょう。
ケース1:mineo(マイネオ)に乗り換えた場合
au回線を使用しているmineo(マイネオ)は、auからの乗り換え先としてかなり人気があります。
mineo(マイネオ)に乗り換えた場合はいくらになるのか、以下で確認してみましょう。
au | 8,118円 |
mineo(マイネオ) | 2,508円 |
参考URL:https://www.au.com/mobile/charge/procedure/?bid=we-charge-b-0020
参考URL:https://mineo.jp
- 10GB程度利用
- 5分かけ放題
上記の条件をもとに月額料金を算出しています。
mineo(マイネオ)に関しては5分かけ放題が用意されていないので、10分かけ放題オプションを追加した金額で記載しています。
同程度のデータ量を使う、またはかけ放題オプションを追加すると考えた場合、その差額は5,610円になります。
auの料金はmineo(マイネオ)のおよそ3倍程度になるので、mineo(マイネオ)を利用する方が大幅に安くなるといえるでしょう。
ケース2:LINEMO(ラインモ)に乗り換えた場合
人気SNSアプリのLINEがサービスを提供している格安SIMです。
LINEMO(ラインモ)に乗り換えた場合はいくら程度になるのか、以下で確認してみましょう。
au | 5,665円 |
LINEMO(ラインモ) | 990円 |
参考URL:https://www.au.com/mobile/charge/procedure/?bid=we-charge-b-0020
参考URL:https://www.linemo.jp
毎月3GB程度のみ利用した場合で比較しています。
auとLINEMO(ラインモ)では4,675円の差額があり、auの料金がLINEMO(ラインモ)のおよそ5倍程度となっています。
毎月3GB程度データ量を消費するという場合は、LINEMO(ラインモ)に乗り換えると大幅に安くなることがわかるでしょう。
auから格安SIMへ乗り換えるのにおすすめのタイミングは?
auから格安SIMに乗り換える場合、月額料金の差額がかなり大きいので、どんなタイミングで乗り換えてもすぐにお得になるでしょう。
とはいえ、さらにお得なタイミングで乗り換えたいという場合は、以下のタイミングでの乗り換えがおすすめです。
乗り換えにおすすめのタイミングはいつになるのか、以下で確認しましょう。
データ容量をフルに使いたいなら月末がおすすめ
auから格安SIMに乗り換えたタイミングが月初だった場合、付与されたデータ量はそのまま無駄になります。
データ量を無題にしないためには、付与されたデータ量を使い切る月末のタイミングが最適です。
iPhoneなど端末の分割支払いが終わったタイミング
iPhoneなどの端末の分割支払いが終わったタイミングもまた、乗り換えにおすすめのタイミングになります。
端末の分割が終わっていない場合、支払いがauと格安SIMの二箇所に分かれます。
二箇所に支払いが生じている状況が長く続くと、把握が難しく非常に面倒でしょう。
iPhoneなどの端末の分割が後どの程度残っているのか、残債を確認した上で乗り換えタイミングを決めるのがおすすめです。
【au以外の回線】auから乗り換えるのにおすすめの格安SIMは?
ここではauから乗り換える際におすすめになる格安SIMを紹介します。
au回線をそのまま継続して利用したいと考えている場合は、以下の中から選択するのが良いでしょう。
UQモバイル|乗り換え手続きが簡単
UQモバイルはauのサブブランドになります。
使用回線はもちろんau回線になるので、SIMロック解除も必要はないでしょう。
さらにauショップやUQモバイルショップで申し込みが可能なので、格安SIM初心者の場合も安心できます。
月額料金を抑えつつau回線を使用したい、また店舗での申し込みを希望する場合におすすめです。
IIJmio|データ容量のシェアや繰越も可能
IIJmioはau回線を使用している格安SIMです。
同じ回線を使用しているので、SIMロック解除の必要はありません。
さらにIIJmioはデータ容量のシェアや繰り越しが可能なので、家族全員で乗り換えたい場合にもおすすめです。
家族割は用意されていませんが、そもそもの月額料金が安く設定されているので、支払い総額はかなり抑えられるでしょう。
mineo(マイネオ)|店舗でのサポートも充実
auからの乗り換え先におすすめなのは店舗でのサポートが充実しているmineoになります。
auを含む大手キャリアと変わらない手厚いサポートが受けられるので、格安SIM初心者の人に最適です。
店舗は日本全国にあるので、近くに店舗があるか確認してみましょう。
【au以外の回線】 LINEMO(ラインモ)|LINE通話とメッセージをよく利用する方向け
au以外の回線でも問題がないという場合は、LINEMO(ラインモ)がおすすめです。
LINE通話とメッセージをよく利用するという人に特におすすめです。
以下でLINEMO(ラインモ)の詳細や他におすすめできる格安SIM事業者を紹介しているので、乗り換え先検討の前に目を通しておきましょう。
LINEMO(ラインモ)|データ容量を気にせずLINE通話がし放題
LINEMO(ラインモ)はLINEが運営している格安SIMです。
LINEMO(ラインモ)ではLINE通話やLINEメッセージを利用する場合にデータを消費しません。
そのため、LINE通話やLINEメッセージの利用がスマホの利用用途のほとんどという場合、データ量の節約になるでしょう。
ahamo(アハモ)|ドコモ回線のシンプルな格安SIM
ahamoはドコモ回線を使用しているドコモのサブブランドです。
ドコモ回線をそのまま利用しているので、サービス提供エリアや通信速度に関してはドコモとほとんど変わらないでしょう。
au回線ではなくドコモ回線を安く利用したいという人におすすめです。
楽天モバイル|データ無制限が選べる
楽天モバイルは独自の回線を使用している格安SIMです。
大手キャリアではない独自回線を使用しているので、混雑しにくく比較的快適に使えるでしょう。
楽天モバイルは格安SIMにはあまりない、データ無制限に対応しています。
毎月大量のデータ量を消費する、もしくはデータ量を気にせず利用したいという人におすすめです。
auから格安SIMへの乗り換える手順は?
ここではauから格安SIMへ乗り換える手順を紹介します。
手順に難しい工程はありませんが、事前に確認しておくのがおすすめです。
以下で手順を確認し、スムーズに乗り換えを進めましょう。
ステップ1:SIMロックを解除しておく
まず、必要であればSIMロックを解除しましょう。
SIMロック解除は窓口で依頼する場合、3,300円かかる作業ですが、自分で進める場合には費用がかかりません。
オンライン上でロックを解除する場合、My auから簡単に進められます。
乗り換えにかかるコストを抑えたいという人は、自分でSIMロック解除しましょう。
ステップ2:MNP予約番号を発行する
電話番号を変えずに乗り換えたい場合は、MNP予約番号を発行しましょう。
MNP予約番号を取得せずに乗り換えてしまうと電話番号が新たに発行されてしまうので、注意が必要です。
しかし中にはUQモバイルなどMNP予約番号が必要ない乗り換え先もあります。
番号取得など面倒な工程を少しでも減らしたい場合は、MNP予約番号が必要ない格安SIM事業者を選択しましょう。
ステップ3:希望の格安SIMに申し込む
申し込み格安SIMが決まったら、申し込みを進めましょう。
氏名や住所、プランの選定や支払いカード情報などを申し込みの段階で入力するため、必要な書類などがあれば手元に用意しておくとスムーズに進められます。
入力内容に誤りなどがないように慎重に申し込みを進めましょう。
ステップ4:SIMカードを差し替える
SIMカードは申し込みから2日〜1週間程度で自宅に届きます。
SIMカードが届いたらSIMカードを差し替えましょう。
また、SIMカードはかなり小さく薄いので、破損や紛失に注意しましょう。
ステップ5:APN設定を行う
SIMカードを差し替えたらAPN設定を行いましょう。
プロファイルをインストールし、初期設定を完了させます。
APN設定が完了した時点でauは自動解約されるため、auへの解約手続きは不要になります。
auから格安SIMへ乗り換える際の注意点は?
auから格安SIMに乗り換える場合、以下の注意点を確認しておくのがおすすめです。
注意点を把握した上で、乗り換えを進めても問題がないか判断しましょう。
初期費用がかかるか
格安SIMに乗り換える場合の初期費用がいくらかかるのかをまずは確認しましょう。
ahamoなど中には初期費用がかからないものもありますが、場合によっては数千円程度かかるSIMも存在しています。
月額料金や使用データ量だけでなく、初期費用に関しても確認しておくのが良いでしょう。
今使っているスマホ・端末が対応しているか
使用しているスマホや端末をそのまま利用する場合、乗り換え先のSIMに対応しているか確認しましょう。
- SIMカードの種類
- 3G端末ではないか
上記が主なチェックポイントになります。
VoLTE対応の端末ならSIMロックを解除しよう
auのVoLTEは少し特殊なSIMなので、auVoLTE対応端末だった場合であればSIMロックの解除が必要です。
購入後180日程度経過していればSIMロック解除が可能なので、VoLTE端末でタイミングが来ている場合はSIMロック解除に対応しなければなりません。
auからau回線の格安SIMに乗り換える場合もauVoLTE対応端末はSIMロック解除が必要になるので、どのSIMに対応している端末なのかをまずは確認しましょう。
auから格安SIMへの乗り換えでよくある質問は?
auから格安SIMへの乗り換えに関するよくある質問を紹介します。
事前に確認しておくことで不明な点や疑問点が解消できます。
以下の内容を確認した上で、検討を進めるのが良いでしょう。
Q:格安SIMに乗り換えた方がいいのはどんな人?
格安SIMに乗り換えた方が良いのは、スマホの料金を安くしたいと考えている人になります。
月額料金が大幅に安くなるので、契約期間中の支払い総額で比較するとかなりの節約になるでしょう。
1人で乗り換える場合はもちろん、家族など複数人で乗り換える場合はさらに大幅に安くなります。
Q:auから格安SIMへの乗り換えで解約金はかかる?
auから格安SIMへ乗り換える場合は2022年から解約金がかからなくなりました。
どのタイミングで乗り換えても解約料がかからないので、好きなタイミングで乗り換えできるでしょう。
Q:auで使っている電話番号は格安SIMでもそのまま使える?
auで使っている電話番号は格安SIMでもそのまま利用可能です。
電話番号をそのまま利用したいという場合も、問題ありません。
まとめ:auユーザーは格安SIMへの乗り換えがおすすめ
auユーザーは格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
MNP予約番号の取得が必要なく、SIMロック解除もほとんどの場合必要ないので、格安SIM初心者の人もスムーズに申し込みが進められます。
auユーザーでスマホ料金を抑えたい場合は、auから格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。