携帯料金が高いと感じている人には格安SIMがおすすめです。
大手キャリアで契約するよりも料金が安く設定されているので、乗り換えるだけでも大幅な節約が可能になるでしょう。
とはいえ、格安SIMは種類が多いため、どれを選択すれば良いのか迷ってしまうかもしれません。
今回は目的別でおすすめの格安SIMを紹介します。
自分の使用条件と合致するものがどれになるのかを確認し、検討の参考にしてください。
【大手3社と比較】スマホの料金プランが安いのはどこ?
ここでは安い料金プランを用意している格安SIMと大手3社を音声通話可能で3GB使えるプランで比較します。
大手3社と比較してどの程度の違いがあるのか、まずは確認してみましょう。
キャリア | 音声通話+3GBプラン料金 | |
大手キャリア | au | 5,665円 |
ソフトバンク | 5,478円 | |
ドコモ | 5,665円 | |
大手キャリア格安プラン | LINEMO | 990円 |
ahamo | 2,970円(20GBプラン) | |
povo | 990円 | |
格安SIM | UQモバイル | 1,628円 |
イオンモバイル | 1,078円 | |
mineo | 1,518円(5GBプラン) |
3GB使えるプラン、さらに音声通話に対応しているもののみで比較しました。
大手3キャリアと比較すると、格安SIMが大幅に安く設定されていることがわかるでしょう。
格安SIMに乗り換えると月額料金はおよそ3分の1に抑えられます。
【3GB990円〜】大手の安心感を求めるならソフトバンクの「LINEMO」
大手の安心感を求めるのであれば、LINEMOがおすすめです。
ソフトバンク回線を使用する格安SIMなので、通信エリアはソフトバンクそのものです。
3GB990円という低価格で提供しているので、現在ソフトバンク携帯を使っているという人は、使い勝手が変わることなく料金が大幅に安くなるでしょう。
さらにLINEMOはLINEが運営している格安SIMで、LINE利用の際にはデータ量消費が一切ありません。
LINEの利用頻度が高い人は、普段利用しているギガ数以上にデータ量が長持ちするでしょう。
スマホ料金が安くなる「格安SIM」のメリットとは?
ここでは格安SIMに変えるメリットを紹介します。
格安SIMに変えるとどんなメリットがあるのか、まずは確認してみましょう。
月々のスマホ料金がかなり安くなる
格安SIMに変えると、月々のスマホ料金はかなり安くなります。
大手キャリアの場合は3GBプランで5,000円以上かかりますが、格安SIMの場合は1,000円以下が多いので費用が大幅に抑えられるでしょう。
月々のスマホ料金を安くしたいという人は、格安SIMへの乗り換えを検討してください。
プランが豊富で自分に合わせたカスタマイズがしやすい
プランが豊富で自分に合わせたカスタマイズがしやすいという点も、格安SIMのメリットといえるでしょう。
格安SIMは1GB以下〜100GB程度の容量までプランを用意しているので、自分に合っているものを選択しやすくなります。
自分が毎月使うデータ量と同じ程度のデータ量を選択するとデータ量を余らせることなく、余分な支払いも生じにくくなります。
データ量は1GB程度で良い、また大容量データが欲しいという場合の両方のニーズに答えられるでしょう。
乗り換えでキャッシュバックがもらえる格安SIMもある
格安SIMの中にはキャッシュバックがもらえる格安SIMもあります。
キャッシュバックの金額は事業者によって異なり、またタイミングによっても異なります。
格安SIMの中でもトップクラスに高額なキャッシュバックを用意しているのはUQモバイルです。
UQモバイルへの乗り換えで13,000円のポイント還元に対応しています。
大手キャリアに負けない高額なキャッシュバックを用意しているケースも少なくありません。
キャッシュバックなどのキャンペーンは申し込むタイミングによって適用可能なものが異なる可能性があります。
申し込む前に、必ず最新のキャンペーン情報をチェックしましょう。
スマホ料金が安くなる「格安SIM」のデメリットとは?
ここでは、スマホ料金が安くなる格安SIMのデメリットを紹介します。
格安SIMにはメリットだけでなくデメリットも存在しているので、申し込み前に必ず確認しておきましょう。
乗り換え手続きは自分で行う必要がある
格安SIMの多くが店舗窓口を用意していないので、乗り換え手続きは自分で行うケースがほとんどです。
携帯料金を安く提供するための人件費削減が理由ですが、格安SIM初心者の人にとってはデメリットといえるかもしれません。
しかし、中には店舗を設けている格安SIMも一部存在しています。
UQモバイルやワイモバイルは店舗を設けている格安SIMなので、サポートを受けたい場合は店舗を設けている格安SIMを優先して検討するのが良いでしょう。
キャリアメールが利用できなくなる
格安SIMではキャリアメールに対応していません。
そのため、乗り換えのタイミングでキャリアメールは使えなくなります。
格安SIMでメールを利用する場合、フリーメールアドレスの使用がおすすめです。
乗り換えた場合でもログインするだけで普段通りメールが使えて利用が無料なので、格安SIMに乗り換えるタイミングで切り替えられる人は切り替えましょう。
キャリアメールをそのまま継続して使いたいという場合は、キャリアで提供している月額330円のキャリアメールサービスで利用継続を検討してください。
電話は通話アプリを使わないと割高になる会社がある
格安SIMの中には通話アプリを使わない通話を割高に設定しているケースが多くあります。
通話アプリを使用しての通話は多くの場合、同じアプリを使用しての通話に限定されるので、相手が限定されて使い勝手が悪い可能性があります。
同じアプリを持っている人との通話頻度が高い場合は問題ありませんが、それ以外の場合は通話料金は普段以上に高額になってしまうかもしれません。
通話割引やオプションが用意されている場合は、必ずアプリを使用したものなのかどうかを確認しましょう。
安いスマホプラン(格安SIM)を選ぶ時のポイントは?【携帯料金を安くしたい人必見】
ここでは安いスマホプランを選ぶときのポイントを紹介します。
携帯料金を安くしたいと考えている人は、事前に目を通しておきましょう。
現在のデータ使用量・通話時間を確認する
現在のデータ使用量や通話時間を確認しましょう。
現在どの程度のデータを使用、もしくはどの程度の時間通話しているのかを確認することで最適なプランが選択できます。
特に通話時間が長い場合、かけ放題プランを契約するのが一番お得になる可能性があります。
通話時間がそこまで多くないのであれば、データ量と安さだけで判断しても問題ないでしょう。
大手キャリアの回線を使っている格安SIMを選ぶ
大手キャリアの回線を使用している格安SIMは通信が安定しやすいので、かなりおすすめです。
現在使用している携帯のキャリアと、格安SIMの回線を合わせておくと乗り換え後も不便することなく快適に使えるでしょう。
中にはキャリアの回線を使用していない格安SIMもあるので、事前にどの回線を使用している格安SIMなのかを確認しておいてください。
通話料金をチェックする
通話料金をチェックしましょう。
通話時間が長く料金が高額という場合には、かけ放題プランを用意している事業者を選択するのがおすすめです。
かけ放題プランは1,500円程度の場合がほとんどなので、1,500円以下の通話料であればそこまで心配はないでしょう。
しかし、1,500円以上通話する可能性があるという場合は、かけ放題プランを選択しましょう。
また、5分程度の短い通話が多い場合には、5分かけ放題プランがおすすめです。
どの程度の時間の通話が多いのかも合わせて確認しておきましょう。
【目的別に紹介】おすすめの安いスマホプラン(格安SIM)はどこ?
ここでは目的別に、おすすめの安いスマホプランを紹介します。
自分の目的と合っている格安SIMがどれになるのか、以下を参考に確認してみましょう。
①データの使用量ごとにおすすめの安い格安SIMは?
まずはデータ使用量ごとにおすすめの格安SIMを確認してみましょう。
自分がどの程度のデータ量を毎月使うのかで、判断するのがおすすめです。
自分の使いたいデータ量を確認し、最適な格安SIMをチェックしましょう。
【1〜3GB】毎月のデータ使用量が少ない人におすすめの格安SIM
毎月のデータ使用量が少ない人には、LINEMOがおすすめです。
LINEMOはソフトバンク回線を使っている人気格安SIMで3GB990円のプランに対応しています。
さらにLINEMOではLINEを使用したやりとりでデータを消費しない仕組みになっているので、LINEの使用頻度が高い人はかなりの節約になるでしょう。
【5〜10GB】毎月のデータ使用量が普通の人におすすめの格安SIM
5GB〜10GB程度使うという場合におすすめなのは、イオンモバイルになります。
月額1,298円とかなり安い料金で5GBのデータ量が使用できます。
また、毎月10GB程度利用したい場合はOCNモバイルONEがおすすめです。
月額1,760円で10GB使えるので、コストパフォーマンスはかなり良いといえるでしょう。
5GB程度であればイオンモバイル を、10GB程度使用するのであればOCNモバイルONEがおすすめです。
【10GB〜20GB】毎月のデータ使用量が多い人におすすめの格安SIM
毎月10~20GB程度利用する場合はahamoがおすすめです。
ドコモ回線を使用している格安SIMなので、通信速度、エリアともに非常に優秀です。
20GB2,970円のプランに対応しているので、そちらを選択しましょう。
ahamoの場合は無料で5分間かけ放題がついています。
短い電話の機会が多い場合も、非常に重宝するでしょう。
②普段通話をしない人におすすめの格安SIMは?
普段通話をしない人におすすめの格安SIMは楽天モバイルになります。
楽天モバイルは専用アプリを使用したかけ放題に対応しているので、通話の頻度が高い人にはあまりおすすめできません。
しかし、データ無制限プランに対応しているなど、データ通信に関してのメリットは多くあります。
音声通話を使用しない、また楽天回線のエリア内であれば候補に入れておきたい格安SIMです。
③電話をよく使う人におすすめの格安SIMは?
電話をよく使う人におすすめの格安SIMはOCNモバイルONEです。
OCNモバイルONEは3種類の通話かけ放題を用意しています。
- 10分かけ放題 935円
- トップ3 かけ放題 935円
- 完全かけ放題 1,430円
自分の通話頻度や時間、また相手によってオプションを選択できるので、使い勝手は非常に良いでしょう。
④大手が運営している格安SIMは?
大手が運営している格安SIMはワイモバイルです。
ヤフーが運営している格安SIMで、ソフトバンク回線を使用しています。
格安SIMとしての運営実績が長いので、サービスやサポート面も非常に充実しています。
安心して格安SIMが使いたいという人は、ワイモバイルを検討しましょう。
大手から安いスマホプラン(格安SIM)に乗り換える方法は?
大手から安いスマホプランに乗り換える方法は、公式サイトで申し込みSIMカードを差し替えて切り替えるのみになります。
電話番号を変えずに、そのまま使いたい場合はMNP予約番号を取得し、SIMロックがかかっている端末に関してはロック解除にも対応しましょう。
格安SIMの中には店舗を設けている場合もありますが、多くの場合店舗を設けておらずサポートに対応していません。
店舗を設けていない格安SIMを申し込む場合は、乗り換える方法を確認し、慎重に進めましょう。
安いスマホプラン(格安SIM)でよくある質問は?
ここでは安いスマホプランでよくある質問を紹介します。
事前に確認しておくことで疑問点や不明な点が解消する可能性があります。
以下の内容を参考にして検討を進めてください。
Q:iphoneでも格安SIMを使える?
iPhoneでも問題なく格安SIMは使えます。
しかし、iPhoneのシリーズ次第で対応している格安SIMに違いがあります。
最新のiPhoneに対応している場合が多いですが、少し古いiPhoneにしか対応していない場合もあります。
利用したい端末に対応しているか確認してから申し込みに進みましょう。
Q:格安SIMで後悔することはある?
格安SIMで後悔することは、ほとんどありません。
環境が変わらないまま大幅に安くなったと満足しているケースがほとんどでしょう。
しかし、回線速度が遅くなる、もしくは時間帯によって低速になるという意見も少なくありません。
オンラインゲームや動画の視聴などデータ消費が多い作業を頻繁に行う場合は注意しましょう。
Q:普段スマホをあまり使わない人も格安SIMに乗り換えた方がいい?
普段スマホを使わない人は、頻繁に使う人以上に格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。
データ量をほとんど使っていないのであれば月額料金を1,000円以下にするのも難しくないでしょう。
Q:格安SIMで機種変更ができる?
格安SIMでも機種変更は可能です。
楽天モバイルやUQモバイル、ワイモバイルなど端末とのセット販売に対応している格安SIMは多くあります。
機種を途中で変えたいという場合には、端末とSIMをセットで販売している格安SIM事業者を選択しましょう。
まとめ:スマホプランを安くしたいなら格安SIMへの乗り換えがおすすめ!
スマホのプランを安くしたいのであれば、格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
大手キャリアから乗り換えた場合、3分の1以下になるケースが多く、節約効果が非常に高いといえるでしょう。
自分がどの程度のデータ量を1ヶ月で消費するのか、また音声通話の時間はどのくらいなのかを確認し、最適なものを選択してください。