eSIMは他社に乗り換えた場合にSIMカードが届くのを待つ必要がなく、申し込みから1時間程度で開通が完了します。
物理SIMからeSIMに切り替えたいと思っているものの、どのようにすれば良いのかわからずそのままになっているという人も少なくないでしょう。
今回はauのスマホでSIMからeSIMに切り替える方法、また機種変更時の設定方法を紹介します。
auユーザーで物理SIMからeSIMへの切り替えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
eSIMとは?【物理SIMと比較】
ここではeSIMと物理SIMの違いを紹介します。
それぞれにどんな違いがあるのか、まずは確認しましょう。
物理SIM | eSIM | |
開通時間 | 最短2日 | 最短1時間 |
SIMカードの入れ替え | 必要 | 不要 |
発行手数料 | 店舗での発行は3,300円 オンラインでの発行は3,300円 |
店舗での発行は3,300円 オンラインでの発行は無料 |
紛失リスク | あり | なし |
対応機種 | iPhone 6s/6s Plus SE(第1世代)以降の機種が対応
androidはほとんどの機種が対応 |
iPhone XS・XR以降
androidは、OPPO・AQUOS・Xperia・HUAWEIなどの一部機種のみ |
ロック解除 | 必要 | 必要 |
eSIMと物理SIMにはそれぞれ違いがありますが、特に大きな違いとしてあげられるのは開通までにかかる時間です。
物理SIMは申し込みから開通まで最短で2日程度かかりますが、eSIMの場合は最短1時間で開通可能です。
申し込みから開通まで時間が短く済むので、すぐに切り替えたい場合におすすめです。
また、対応機種に関しても物理SIMとeSIMで異なります。
使いたい機種に対応しているSIMがどれなのか、しっかり確認した上で検討を進めましょう。
auのスマホでeSIMを使うメリットは?
auのスマホでeSIMを使う場合のメリットを紹介します。
以下で紹介しているメリットが自分に最適だと感じた場合、前向きに検討を進めても問題ないでしょう。
以下の内容を確認し、自分の条件や状況に合致するのか確認してください。
カードの到着を待つ必要がなく、乗り換え時もすぐに回線を開通できる
eSIMの場合は申し込みから1時間程度で開通するため、回線開通まで時間がかかりません。
物理SIMの場合は最短で2日程度かかるので、すぐに乗り換えを終えたい場合は注意が必要です。
住んでいる地域によっては1週間程度かかるケースもあるので、その点に関してはeSIMの方がメリットがあるといえるでしょう。
SIMカードの差し替えが不要
物理SIMの場合は、郵送で届いたSIMカードを差し替えなければなりません。
SIMカードは小さく破損しやすいので、取り扱いに関しても注意が必要です。
しかし、eSIMはSIMカードの差し替えが必要ありません。
SIMカードに触れることなく乗り換えが完了するので、格安SIM初心者の人も安心できるでしょう。
端末によっては回線を使い分けることができる
インターネット経由でSIMの書き換えが可能なので、差し替えなく2種類の回線を使い分けられます。
面倒な手間などなく切り替えが可能なので、2種類の回線を使い分けたい場合に重宝するでしょう。
しかし、2種類以上の回線に対応できるのはデュアルSIMに限定されています。
2種類の回線を使いたい場合は、デュアルSIMに対応しているものなのかを必ず確認しましょう。
auならeSIMでも店舗でサポートを受けられる
auでは、eSIM端末を利用していても問題なく店舗でのサポートが受けられます。
店舗でのサポートを重視する場合も問題はないでしょう。
auならeSIMでも多数のプランを選べる
auの場合、eSIMに対応している端末をかなり多く扱っています。
しかし、ドコモではオンラインでキッズケータイプランを申し込んだ場合に、eSIMは選択不可になっています。
eSIMの場合に制限されるケースも少なくないので注意しなければなりません。
eSIMでの利用を検討するのであれば、選択肢が多いauがおすすめです。
auのスマホでeSIMを使うデメリットは?
ここではauのスマホをeSIMで使う場合のデメリットを紹介します。
auをeSIMで利用する場合には、メリットだけでなくデメリットも存在しています。
以下で紹介しているデメリットを確認し、申し込みへ進んでも問題がないか確認しましょう。
eSIMに対応していない機種がある
eSIMに対応していない機種は数多くあります。
発売されたばかりの最新機種であれば対応している可能性はありますが、過去に発売された少し古い端末は特に注意が必要です。
物理SIMと比較すると、取り扱い機種数がかなり少なくなるので、その点に関してはデメリットといえるでしょう。
eSIMの審査受付時間は夜20時まで
eSIMの審査受付時間はよる20時までになります。
この時間以降に申し込んだものに関しては、翌営業時間まで完了しないので注意しなければなりません。
夜の時間帯にeSIMで回線開通を試みる場合は、20時までに申し込みを終えましょう。
eSIMプロファイルの設定の手間がかかる
eSIMのプロファイル設定は、物理SIMよりも手間が多い傾向にあります。
Wi-Fiに接続し、自動プロファイルダウンロードを実施しなければなりません。
Wi-Fi環境が必ず必要になるので、必ずWi-Fi環境を用意した上でプロファイル設定を進めましょう。
機種変更時にはeSIMの再発行手続きが必要
eSIMを選択する場合、機種変更時にSIMの再発行手続きが必要になります。
物理SIMであればそのまま差し替えるだけで完了しますがeSIMは端末に組み込まれているので機種変更の場合には再発行しなければなりません。
eSIMの場合、機種変更時に物理SIM使用時よりも手間がかかります。
手間が多くかかるという点はeSIMのデメリットといえるでしょう。
格安SIMと比べて料金は割高
格安SIMと比較すると、eSIMの料金プランは割高に設定されている傾向にあります。
eSImを利用する場合は、物理SIMとの料金に差がない事業者を選択するのが良いでしょう。
ahamoやLINEMO(ラインモ)はeSIMに対応しており、料金も安く設定されています。
プランにこだわりがなければ、eSIMに対応している格安SIMを選択しましょう。
iphoneでeSIMに対応している機種は?
iPhoneでeSIMに対応している機種は非常に限定されています。
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XR
- iPhone XSシリーズ
- iPhone SE第二世代、第三世代
- XS以降は全て対応
上記に関してはeSIMに対応しています。
上記以外の機種に関してはeSIM非対応になるので注意しましょう。
auでeSIMを使う際の注意点は?
ここではauでeSIM対応の端末を使う場合の注意点を紹介します。
以下の注意点を確認し、eSIM端末を利用するのか慎重に判断しましょう。
端末のSIMロック解除が必要
物理SIMからeSIMに切り替える場合、端末のSIMロックの解除が必要になります。
SIMフリー端末であれば必要はありませんが、それ以外に関してはSIMロック解除は必須になります。
店舗で依頼、もしくは自分で進める方法の2種類あります。
店舗で依頼すると2,200円かかりますが、自分で進めた場合には費用がかかりません。
費用を安く済ませるために、できるだけ自分でSIMロック解除を進めましょう。
eSIMプロファイルを削除してしまったら店舗での手続きが必要
eSIMのプロファイルを誤って削除してしまった場合は、店舗での手続きが必要になります。
物理SIMの場合には起きないトラブルなので、この点に関しても注意が必要です。
eSIMから物理SIMに戻す際は店舗での手続きが必要
eSIMから物理SIMに戻す場合は、店舗での手続きが必須になります。
自分でeSIMから物理SIMに戻すことはできないので注意しなければなりません。
eSIM端末を選ぶ、もしくはeSIMに切り替える場合は、戻すのに店舗手続きが必要だということを理解しておきましょう。
auで物理SIMからeSIMに変更する時の費用は?
auで物理SIMからeSIMに変更する際にかかる費用は店舗対応は2,200円、オンラインの場合は無料になります。
自分で申し込んだ場合は、費用がかからないのでなるべく自分で対処するようにしましょう。
しかし、格安SIM初心者で手続きに不安がある場合は店舗での変更も候補に入れて検討してください。
【オンライン】auで物理SIMからeSIMに変更する方法は?
ここではオンラインでauの物理SIMからeSIMへ変更する方法を紹介します。
難しい手順はありませんが、事前に確認しておくとスムーズに進められるでしょう。
以下の内容を参考にして、切り替え手続きを進めてください。
ステップ1:My auアプリにログイン
引用:auログインページ
まずはMYauにログインしましょう。
各種設定が確認できる便利なアプリですが、物理SIMからeSIMへの切り替えもMyauから実施します。
ステップ2:au公式サイトにアクセスし「再発行」を選択
引用:auログインページ
Myauにアクセスしたら、auの公式サイトにアクセスしましょう。
そこからSIMの再発行を選択してください。
Myauからお手続きする場合を選択し、次に進みましょう。
ステップ3:My auで再発行手続きを行う
引用:auログインページ
次にeSIMに切り替えたい電話番号、IDを選択しましょう。
機種名が表示されるので、自分が使用している機種とあっているか確認してください。
ステップ4:完了したら回線切り替え手続きを行う
引用:auログインページ
ここまで完了したら、回線切り替えの依頼をしましょう。
回線切り替えは20時までと、時間が決められているのでなるべく20時までに申し込みを進めてください。
それ以降に申し込んだ場合はよく営業時間での対応になるので、受付時間には注意が必要です。
ステップ5:eSIMプロファイルのダウンロード・設定を行い完了
引用:au公式サイト
eSIMのプロファイルをダウンロードしたら、設定を進めましょう。
プロファイルは自動プロファイルになりますが、その際にWi-Fi環境が必要になります。
必ず、Wi-Fi環境下で進めるようにしましょう。
auのeSIMに関してよくある質問は?
ここではよくある質問を紹介します。
事前に確認しておくことで疑問点や不明な点が解消する可能性があります。
eSIMに切り替える前に、以下の内容を確認しておきましょう。
Q:eSIMがおすすめな人は?
eSIMがおすすめな人は、乗り換えを検討していてすぐに開通させたい人になります。
申し込みから開通までにかかる時間が最短1時間と非常に短いので、急いでいる場合に特に重宝するでしょう。
月額料金を抑えるために格安SIMへの乗り換えを検討している場合は、ahamoやLINEMO(ラインモ)などeSIMに対応しているお得な事業者を選択しましょう。
ahamoやLINEMO(ラインモ)にeSIMで乗り換える場合に時間がかからないのはもちろんですが、月額料金がお幅に下がるなどのメリットがあります。
eSIMに切り替えて格安SIMに乗り換えようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
Q:最新のiphoneはeSIMに対応している?
以下のiPhoneはeSIMに対応しています。
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XR
- iPhone XSシリーズ
- iPhone SE第二世代、第三世代
- XS以降は全て対応
上記機種に関してはeSIMに対応しているので、希望するものがあるか確認してみましょう。
Q:auでeSIMを申し込む際に費用はかかる?
店舗窓口でeSIMを申し込んだ場合は手数料として2,200円かかりますが、自分で進める場合には一切費用がかかりません。
auでeSIMに申し込む際には、費用をかけないためにもできるだけ自分で進めるようにしましょう。
Q:今使っているiphoneが物理SIMかeSIMか確認する方法は?
今使っているiPhoneが物理SIMかeSIMなのかを確認する場合は、iPhone内の設定を確認しましょう。
次にモバイル通信をタップしましょう。
一番下にeSIMに変更、eSIMを追加と記載があれば物理SIMを使用している状況になります。
一番下に赤文字で「eSIMを削除」と表示されていればeSIMを使用していることになるので、こちらで判断しましょう。
まとめ:すぐに乗り換えて回線を使いたいならeSIMがおすすめ!
eSIMは切り替えまでに最短1時間と、あまり時間がかかりません。
物理SIMの場合は2日〜1週間程度かかるので、かなり時間がかからないといえるでしょう。
eSIMはすぐに乗り換えたい場合に最適です。
乗り換え予定がある、もしくは乗り換えを検討している場合は、乗り換えを簡単にするためにeSIMへの切り替えを検討しましょう。